『Hourglass Fantasy -Black-』 | 月天樹の祝葬

剣の聖堂の遥か先、銀河塔の物陰で、刻針が落ちるのを待ってる。

2016.01.31
（創作ワンドロイラスト本『Hourglass Fantasy -Black-』表紙）

収録イラスト

地上に蔓延る命の光。願い、育ち、輝き続けた彼らはああ、今やこんなにも明るい。もう導となる天の星は必要ないのでしょうね……？（お題：「吟遊詩人」「弔いの場所」）
2015.10.14

迷い子よ、英雄よ。死せる国を通りて黄金を手にするべし（お題：「グリム童話」）
2015.10.15

【黒い森の魔女ネリエル】夢想家である彼女は、夜な夜な戯言のように歪な月を描いては、黒い幹に白い花を咲かせて魔力を増幅させている（お題：「魔女」「人を寄せ付けぬ森」）
2015.09.13

おいで迷い子、安らぎ満ちる最後の家に。信じた希望はこんな暗い夜でしか見えないと、ここに至り着くまでによく分かったことでしょう？　さぁ、足元に気をつけて――（お題：「名も無き教会」）
2015.10.13

葬送の旅路の終焉に、安らかな眠りを。マリア、何処か遠くで夜明けを迎える君に祝福のあらんことを（お題：「死せる者の接吻」「果ての聖域」）
2015.11.08

影でできたこの身体を撫でてくれた手の感触を忘れてないよ。約束は切れない絆の鎖、強く根を張る楔になって――迎えに来てくれるまでここで待ってる（お題：「闇の魔獣」「吹雪の夜」）
2015.12.30

静かに眠るは形骸の檻。白亜は風化すること叶わなかったけれど、透きとおり森の風音を響かせているのなら……きっとその命を恨むことはなかったのね（お題：「不死の呪い」「虚実の監獄」）
2015.11.13

憂鬱な雨の中でくるり遊魚が踊る中、血煙りの中でゆるり紫陽花が腐りゆく。そこはもう廃墟、血色の都（お題：「血の都」）
2015.12.30